「バイクヘルメットを買ったばかりの時はバイク同様に大切に保管していたけど、最近は適当な場所に保管している」
このような経験はないでしょうか?

バイクヘルメットの保管に関しては、あまり深く考えたことがないと言う方は多いと思いますが、バイクヘルメットは正しく保管しないとバイク転倒時などの衝撃吸収性を大きく落としてしまい、バイク運転時の万が一の際、命に係わることになってしまいます。
また、保管次第でバイクヘルメットの寿命を著しく短くしてしまいます。

今回は、バイクヘルメットの保管方法・保管場所に関して取り上げたいと思います。
お気に入りのバイクヘルメットを長く最良の状態で着用するために、ぜひ保管時の参考にしてください。

バイクヘルメットに最適な保管方法~メンテナンス~

最良の状態でバイクヘルメットを保管するために、メンテナンスの方法を知っておくことは重要です。
正しい場所に保管していてもメンテナンスをしっかりしていないと、バイクヘルメットは長持ちしません。
定期的にバイクヘルメットをメンテナンスして、良い状態を保ちましょう。

バイクヘルメットのメーカーや種類によって、メンテナンスの方法は少しずつ異なりますが、基本的な方法を紹介します。

・シェル(帽体)のメンテナンス・保管

バイク走行中に雨が降ってきたり汚れが付いたり、虫が衝突してきたりしてバイクヘルメットは意外に汚れています。
保管の前にまず、乾いた布、または少し濡らした布で表面の汚れやほこりを取り除きましょう。

バイクヘルメットのシェルには「FRP」素材が使われていますので、シェル表面の美しさを保つために、バイクヘルメットクリーナー、ワックスもしくはプラスチッククリーナーを使用して磨き上げます。

もし擦り傷などがある場合は、コンパウンドなどを使って軽く磨くようにします。
しかし、部分的に使うようにして、使い過ぎないように注意しましょう。
使い過ぎると塗装をはがしてしまうおそれがあり、表面の艶をなくしてしまうかもしれないからです。

熱湯、ガソリン、シンナー、ベンジン等の有機溶剤は、塗装やシェルの素材そのものに影響を与えるため、決して使用しないように注意しましょう。
部品がはがれかけていたり取れそうになっていないかどうかよく確認するようにして、もし取れかかっているときは瞬間接着剤で貼り付けてから保管しましょう。

・シールド・ベンチレーションのメンテナンス・保管

バイクヘルメットのシールドはバイク走行時の視界に直接影響するため、クリアな最良の状態を保つようにし、安全なバイクツーリングを行えるようにしておきましょう。
また、シールドは傷が入りやすいので、乾いた布でゴシゴシと磨かないように注意しましょう。

汚れが付いた場合は、風で吹き飛ばすか、布で優しく払いのけるかして落とします。
バイク運転時に虫などがぶつかってつぶれて固まっている場合、無理に擦らずに、ぬるま湯で濡らしたタオルで少しずつ柔らかくして拭き取るようにしましょう。
食器洗い用の中性洗剤を薄めて使用してその後水で洗い流しても良いでしょう。

シェルと同じく、有機溶剤は使用できません。
有機溶剤は浸透性があるため、シールドの素材自体を劣化させ、割れやすくなったり溶けやすくなったりして、バイク運転時とても危険です。
ベンチレーションもほこりやゴミや虫などが詰まりやすいため、歯ブラシや綿棒などで汚れをかきだして、クリーニングする必要があります。
ワンタッチで外すことのできる部品は取り外して、細部まできれいにしてから保管しましょう。

・内装メンテナンス・保管

バイクヘルメットの内装は着脱式と固定式の2種類に分かれます。
どちらのタイプにしてもバイク運転時にかぶった時の皮脂や汗によって汚れやすいため、保管の際に雑菌が繁殖してしまわないように、清潔に保っておく必要があります。

着脱式の内装は、取り外してから洗濯用洗剤で手洗いします。
あまり強く絞ったりしないように注意して押し洗いで汚れを出します。
洗濯機で洗う場合は、ネットに入れるようにしましょう。
その後、しっかりと乾かしてから保管してください。

固定式の場合、薄めた中性洗剤を柔らかい布に含ませ、全体の汚れを軽く拭き取るようにクリーニングします。
そして、風通しの良い場所でしっかりかげ干しして、乾燥させた後に保管しましょう。

バイクヘルメットに最適な保管方法~保管場所~

バイクヘルメットの安全性能を落とさないように保管場所に注意しましょう。

・落下したり、衝撃の加わるおそれのない保管場所

バイクのヘルメットは衝撃を与えると衝撃エネルギーを吸収できなくなってしまい、バイク用ヘルメット本来の安全性能を発揮できなくなってしまいます。
そのため、高い不安定な場所での保管はバイクヘルメットが落下してしまう危険があるので、低めの場所で落下のリスクが少ない場所に保管しましょう。
また、振動が継続的に加わる保管場所でも衝撃と同じような作用をもたらしますので、振動のある場所での保管も避けるようにしましょう。

・多湿な場所での保管はNG

バイクヘルメットの衝撃吸収素材には発泡スチロールが使われています。
湿気の多い場所で保管すると、発泡スチロールは劣化してしまいます。

また、ヘルメットの中に使われているスポンジも、水分があると加水分解を起こしてしまいます。
加水分解というのは、水が加わることで化学変化を起こし、粉状になったり、ボロボロになったりすることです。

屋内のバイク置き場・ガレージや物置など、湿度の高い場所を避けて、できるだけ乾燥した場所で保管するようにしましょう。
もちろん、雨ざらしになる外での保管はもってのほかです。

風通しの良い保管場所でシールドを開けた状態で保管することで、水分が中にこもるのを防ぐ保管ができます。

・直射日光が当たらない保管場所

発泡スチロールは紫外線にも弱く、紫外線が当たり続けると劣化を速めてしまいます。
また、FRP素材も紫外線によって劣化してしまう上に、バイクヘルメットの塗装も変色する恐れがあります。

バイクにそのままぶら下げておく保管方法、窓際など直射日光が当たる場所での保管やテラスなどの日光が当たる場所に放置保管しないようにしましょう。
また、屋根のないバイク置き場などでの保管も避けましょう。

・高温な場所での保管はNG

バイクヘルメットの衝撃吸収ライナーは熱によっても変質してしまい、バイク転倒時の衝撃吸収性に大きな影響を与えてしまいます。
大体50℃に達したあたりから二次発泡という反応が始まり、変形してしまいます。

また、樹脂製のシールドも高温の場所では変形するおそれがあり、走行中の視界に大きな影響を与えてしまうので、バイク走行時は大変危険です。
車中や窓際など、高温になるおそれのある場所での保管を避けましょう。

また、速く水分を飛ばすためにドライヤーの熱風をあてつづけたりしないように注意しましょう。
炎天下での保管ももってのほかです。

1. バイクヘルメットに最適な保管方法~長期保管の場合~

長期保管する場合は、保管する前にまずバイクヘルメットをよく洗いましょう。
しっかりと乾燥させた後、水分を通さないビニールの袋に入れ、中には乾燥材を一緒に入れて保管することで、水分による劣化を防ぐことができます。
可能なら、その保管状態でそのまま段ボール箱などに入れて、衝撃が加わってしまわないように保管しましょう。

バイクヘルメットメーカーが推奨するバイクヘルメットの耐久年数は3年です。
汗や紫外線の影響で衝撃吸収ライナーが劣化し、衝撃吸収力が著しく低下するためです。

SGマークでは購入後3年を基準として、バイク事故の際の賠償を行ってくれます。

愛着のあるバイクヘルメットを手放すのは忍びないですが、3年を超えたバイクヘルメットは保管ではなく、交換も検討してみてください。
任期を終えたバイクヘルメットを部屋にディスプレイ保管して楽しむのも良いですね。
なお、保管中に落下などによって大きな衝撃が加わった場合は即交換するのが賢明でしょう。

お気に入りのバイクヘルメットを長く使うために、日々のメンテナンスと保管場所の徹底は必須です。
少し面倒くさいかもしれませんが、楽しく安全なバイクツーリングをするためにも、バイクヘルメットを正しく保管して最良の状態を保ちましょう。

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